メーカーに聞く、
内窓で住まいの快適さは
どう変わる?

画像提供:株式会社LIXIL
夏の暑さや冬の寒さ、結露、騒音など、日々の暮らしで感じる窓まわりのお悩み解決につながる「内窓」を、実際に設置してみたいと思っている皆さまへ。
内窓の基本についてご紹介した前編に続き、後編ではマンションで設置する際に確認すべきことや注意が必要なポイント、スムーズに設置するための流れ、助成金を含めた考え方などについてご紹介していきます。
※2026年5月現在
スムーズに工事を進めるための
ポイント
内窓を設置したいと思ってネットであれこれ調べてみたけれど、「まずどこに相談したらいいの?」と迷うこともあるでしょう。そこで、穴吹コミュニティに問い合わせた場合の流れやメリットについて、お聞きしました。
穴吹コミュニティに問い合わせた場合と居住者さまご自身で工事を発注する場合で、手間などの違いはどうでしょうか。
内窓を設置する前には、設置スペースがあるかどうか、サッシの素材、窓の形やサイズ、カーテンレールの位置などの確認が必要です。お客さまご自身で発注される場合、設置場所の詳細を確認して施工会社に説明し、製品選びや各種手続まで行うことになります。
弊社が管理しているマンションであれば、図面を管理しているので寸法などもわかり、施工会社選びや詳細説明、管理組合への工事申請、助成金申請などもサポートしますので、手間が少なくスムーズに設置できるのがメリットといえます。
管理規約など事前に確認することについて教えてください。
内窓は専有部分になるため、リフォームすることは一般的に可能ですが、管理規約はマンションごとに異なるので事前に確認してください。この点(管理規約の確認)に関しても、弊社にお問い合せいただければ調べてお答えできます。
管理組合への工事申請や周囲の部屋へのあいさつはどうしたらいいでしょうか。
工事申請に必要な書類、承認までの日数はマンションによって異なりますが、2~3週間前までに管理組合に提出して承認を受け、工事日が決まり次第1週間前までには掲示板などでお知らせするというのが一般的です。工事は短時間なので音はそれほどうるさくありませんが、上下左右の部屋にあいさつしておくと安心です。

製品選びや設置で
気になるアレコレ
内窓の選び方について前編でもご紹介しましたが、既存の窓に合った製品、効果の高い製品をちゃんと選べるのか、取り付けはスムーズにいくのかなど、疑問・質問もあると思います。気になる点について、お聞きました。
製品選びで大切なことは何でしょうか。
断熱や防音、結露対策などさまざまな理由があると思いますが、まずは悩みを相談していただくことが大切。その後、やりとりしながら最適な製品をご提案していくなかで、住まいに合った製品を選ぶことができると思います。
設置場所や製品によって価格も違いますが、安いからと妥協せず、優れた防音・断熱性を持つ製品を適切な場所に設置することで、高い効果が期待できます。
窓によって設置できないケースもあるのでしょうか。
設置できない窓の種類もありますし、設置スペースが足りない場合や、カーテンレール・カーテンボックスが内窓に干渉してしまうなど、取り付けできないケースがあります。
ですが、窓枠の奥行きが足りない場合には「ふかし枠」という窓枠を延長する部材を用いたり、カーテンレールを移設したりという方法で取り付けできることも多くあります。弊社では、取り付けを可能にする部材のバリエーションも多く取りそろえているので、実際に見て、その場所に応じたご提案をしています。

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そのほか、壁の補強が必要な場合や、手すりを取り外せるかなど、工事が可能かどうかは弊社で確認ができます。
実際に取り付けて効果を感じられたという声が多いのは、どういったところでしょうか。
エアコンの効きがよくなった、騒音が減ったという声は多いですね。後はやはり、外廊下側の窓の効果です。「北側(外廊下側)の部屋を寝室にしていて冬場は寒い」という方が意外と多く、内窓を設置した翌日から効果があったという声を何件もいただいています。寒さの軽減はヒートショック対策にもつながるので安心という声もありますね。

助成金制度を含めて
快適な住まいづくりを考える
内窓リフォームを検討する際、知っておきたいのが助成金制度です。
現在、国の支援制度「先進的窓リノベ2026事業」が実施されており、既存住宅の窓・ドアを省エネ効果の高い断熱窓・ドアに改修する費用に対し、補助対象工事の内容に応じて最大100万円までの助成金が交付されます。(2026年5月現在)
このほかにも、国や各自治体の助成金制度が実施されているので、各制度の対象要件や、助成金の併用が可能かどうかなども調べておくことが重要です。
助成金制度があることで内窓設置への関心は高まっていますか。
弊社では、助成金が出る期間に内窓設置のキャンペーンチラシなどを配付しています。ここ数年、これをきっかけにお問い合わせいただき、設置する方も多くいらっしゃいます。
助成金の条件や金額などは、管理会社で確認してもらえるのでしょうか。
弊社で管理しているマンションであれば図面があるので、概算で金額をお伝えすることができます。また、助成金の対象となる工事の条件にあてはまるかどうかについても、調べてご回答します。
制度は年度ごとに内容が変わるため最新情報の確認が必要で、近年は助成金が下がる傾向にあります。エネルギーコストも年々上がっていることから、光熱費削減という点でもこの機会にお考えいただければと思います。
また、現在、内窓の供給は安定しているものの、中東情勢の影響で供給不安定な商品も出始めているため、早めに検討していただくのがいいのではないかと思います。
低層集合住宅・中高層集合住宅・240 ㎡を超える非住宅建築物(※1)の1製品あたりの補助額(2026年度版)
※1 本事業では、建築基準法において第1種低層住居専用地域または第2種低層住居専用地域に建設することを認められている用途の建物(一部の用途を除く)を指します。なお、当該建物の立地する用途地域は問いません。
※2 国立研究開発法人建築研究所が公表する「平成 28 年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」の「2.エネルギー消費性能の算定方法 2.1 算定方法 第三章 暖冷房負荷と外皮性能 第三節 熱貫流率及び線熱貫流率 5.部位の熱貫流率 5.2 開口部 5.2.4 大部分が透明材料で構成されている開口部(窓等)または大部分が不透明材料で構成されている開口部𝑖(ドア等)の熱貫流率」(令和7年4月更新)に基づき、開口部の熱貫流率は、JIS A 2102-1 などによる方法の他、当該窓及びドアの仕様に応じて「平成 28 年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」の2.2.1 第三章第三節付録Bで定める熱貫流率の値によることもできます。
出典:環境省 環境窓リノベ事業2026「性能と補助額」から
では最後に、内窓の設置を検討している方にメッセージをお願いします。
些細なことでもいいので、まずは素朴な疑問からお問い合わせいただき、実際に製品を見ていただきたいと思います。自分の住まいならどこに設置すれば効果的か、費用はどのくらいかなど、くわしくご説明いたします。
お問い合わせいただければ、マンションに取り付けた事例などもお伝えできると思います。内窓を設置したことで光熱費削減、騒音や音漏れの軽減などの効果があり、生活環境が改善されたという声も多くお聞きしています。助成金対象であればいい機会になりますし、助成金がなかったとしても設置する価値は大いにあるのではないでしょうか。
※内窓設置キャンペーンの実施や、助成金申請のサポートなどについては、管理会社によって異なる場合があります。
日々の暮らしのなかで感じるお悩みを、比較的手軽に、助成金の活用で費用も抑えて解決することができる内窓リフォーム。実際に設置する際の流れや注意事項などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
「助成金制度を活用して設置したい」、「うちの場合、いくらかかるのか」など、詳細を知りたいという方は、まずは下記の窓口までお問い合わせ・ご相談してみてはいかがでしょうか。
(注意)補助対象条件として、1申請あたり合計補助額が5万円未満の場合、 補助金の申請はできません。また、2026年12月31日までに工事完了および交付申請が完了することが条件となります。(ただし、予算上限に達した場合は、補助申請できません。)
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