ライオンズマンションから55年
THE LIONSヘのリブランディング

2023年4月、「ライオンズマンション」は「THE LIONS(ザ・ライオンズ)」へリブランドしました。
ライオンズマンションの誕生から55年、なぜこのタイミングでリブランドに至ったのでしょうか。そして気になるTHE LIONSとは……?
総合ギャラリー「ザ・ライオンズギャラリー新宿」を訪れ、担当者に話を聞きました。
※2025年12月に取材を実施しました。
ライオンズマンションは、
THE LIONSへ
ライオンズマンションは1968年の第一号物件の分譲以来、ファミリー層を中心に累計38万戸以上のマンションを供給してきました。そのライオンズマンションが、なぜリブランディングを行ったのでしょうか。THE LIONSのブランド立ち上げに携わった担当者に聞きました。

左)株式会社大京 事業管理部 事業企画室 ブランド推進課 高橋愛莉 右)株式会社大京 本店 事業推進一部 佐藤力哉
高橋「理由のひとつはマーケット環境の変化です。首都圏におけるマンション供給戸数は2000年ごろのピーク期に比べて約3分の1にまで減少し、より一層競争力が求められる状況となっています。もうひとつは、マンション価格の高騰に伴い、購買層に変化が生じている点です。こうした環境下で、社内でアンケートを実施したところ、9割の社員がライオンズマンションに誇りや愛着を持っている一方で、課題意識も抱いていることが明らかになりました。そこで、これらのマーケット変化を好機と捉え、リブランディングに着手することとしました」
こうして誕生したのが<THE LIONS>です。具体的にはライオンズマンションからどのような変化を遂げたのでしょうか。
高橋「ライオンズマンションはこれまで、安心安全で高品質な住まいを提供、親しみのあるブランドとして認知を獲得してきました。THE LIONSではこれらを踏襲しつつ、洗練・上質の要素を加え、そしてそれらに憧れを抱いていただけるような、一歩先の暮らしを実現するブランドへ変革してまいります。お客さまに長く愛されるブランドであるために、私たちはブランドの思想を商品そのものにまで落とし込むことを大切にしています。THE LIONSが掲げる建築デザイントーンは『モダンラグジュアリー』で、日本の自然や伝統を受け継いだ、シンプルで洗練されたデザインです」

ブランドステートメントは「人生には価値がある」。THE LIONSの暮らしを通して、「人生には価値がある」と心の底から思ってもらえるようなマンションをつくり、住まいに関する新サービスを提供したいという想いがこもっているといいます。
高橋「ここでいう『価値』とは、資産価値の高さや金銭的な余裕といったことではありません。ご家族との時間に価値を感じる方もいれば、一人でゆっくり過ごす時間に価値を感じる方もいる。都市の利便性に価値を感じる方もいれば、自然に囲まれて生活することに価値を感じる方もいらっしゃいます。お客さまの数だけ価値が存在しているなかで、お一人お一人にとっての価値を追求できるような暮らしの実現を目指しています」
大切にしたのは社員の力で
ブランドを育てること
ブランドは、立ち上げたらそれで終わりではありません。お客さまへはもちろん、社内への浸透も重要です。そこで今回のリブランディングでは、「全社員参加型」という手法がとられました。
「ライオンズマンションに対して愛着を持つ社員が多いことを踏まえ、ブランドを一方的に刷新するのではなく、社員一人一人が納得感を持って次のブランドを共創していくことが重要だと考えました。その考えのもと、全社員参加型の『DAIKYO NEXT ONE PROJECT』を立ち上げました」
DAIKYO NEXT ONE PROJECTとは、大京が社員とともに住まう人の次なるニーズを先読みし、これまで考えつかなかったアイデアを形にするプロジェクトです。
じつは、ここから生まれた発想が今話題を呼んでいます。建築家の永山裕子さんと2030年の実装を目指して共同開発した「Relation Wall(リレーションウォール)」です。Relation Wallは、天井のレールに沿って自由に動かせる可動式の壁。空間を仕切ったり、つなげたりと、暮らしの変化に応じて間取りを柔軟に変えることができます。

高橋「マンションの間取りは似たものになりがちですよね。Relation Wallには、これまでの2LDKや3LDKといったスタンダードな間取りを変え、業界を変えていくようなポテンシャルがあると思います。住まいをより自由にする『脱・LDK』というまったく新しい選択肢は、THE LIONSのそれぞれの価値を大切する考えともぴったりです」