経験豊富なプランナーが教える
リフォーム成功ガイド①
			
※⼤京⽳吹不動産施⼯事例
「お風呂が故障したので水まわりを一新したい」「ものが増えたのでクロゼットやパントリーを増やしたい」「ペットとともに快適に暮らせる住まいにしたい」など、リフォームのきっかけはさまざま。
「リフォームしたいけど、いつ、どこに、どうやって頼むのがベスト?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、大京穴吹不動産のリフォーム事業管理部、首都圏リフォームデザイン営業部の担当者に、満足度の高いリフォームをするためにどうしたらいいか、考え方や進め方、相談会を活用する方法などについて、お聞きしてきました。
前編では「リフォームを始める際に何から取り組めばよいか」、後編では「イベントや相談会でできる相談内容や進め方」について、2回に分けてご紹介します。
※2025年8月現在
 適切なリフォームの
適切なリフォームの
タイミングとは
	マンションを購入したときは便利で快適だったけれども、長く住み続けるとさまざまな変化が生まれます。
ひとつは、設備の故障や老朽化によって不便を感じるようになること。特に水まわりの設備は、一般的に15~20年が耐用年数の目安といわれています。
また、子どもが独立した、親と同居することになった、在宅勤務が増えた、定年を迎えて家にいることが増えた、など家族構成やライフスタイルの変化も生まれます。
このような変化は、リフォームを考えるきっかけになります。
リフォームで改善したい点として多いのは、どんな要望でしょうか。代表的なものをピックアップしてみました。同じような思いを持っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 水まわりの設備と内装を
 まとめて新しくしたい。
- 水まわりの動線を変えて
 家事をラクにしたい。
- 広くて使いやすい、
 明るく開放的なキッチンにしたい。
- 和室をなくして
 リビング・ダイニングを広くしたい。
- 部屋の一部をウォークインクロゼットに
 して収納を増やしたい。
- 子どもの成長に合わせて
 個室や勉強スペースをつくりたい。
- 子どもが独立したので、夫婦ふたりで
 ゆったりくつろげる住まいにしたい。
- 愛犬・愛猫を迎え入れたので、
 安全&快適に暮らせる住まいにしたい。
毎日の暮らしのなかで、不便をなくしたい、空間を有効活用したい、今後を考えて快適な空間をつくりたい……などと考え始めたときが、リフォームのタイミングといえます。

※⼤京⽳吹不動産施⼯事例
 リフォーム事例から
リフォーム事例から
自分に合うものを探してみる
	リフォーム会社のホームページ、住宅系雑誌などに載っている事例集は、イメージを膨らませてくれます。リフォームの規模や、どんな要望を持っているか、費用はどのくらいかなど、多くの事例に触れてみましょう。
リフォームにはフルリフォームと部分リフォームがありますが、「将来を考えて」「費用を考えて」など、重視することによってどちらがいいかも違ってきます。
フルリフォームとは、住まい全体を一新する工事のこと。天井や壁、設備などを取り除き、骨組みだけの状態にして全面的にリフォームする場合は、スケルトンリフォームともいいます。
間取り変更や断熱工事、床やクロスの張り替え、配管や配線の移動や交換などをまとめて行うことができ、水まわり設備の移動が可能な場合もあります(マンション規約の確認が必要です)。一度の工事で住まいをがらりと変えることができ、満足度も高くなります。
ただし、工事中は仮住まいへの引っ越しが必要になり、費用も高額になります。

※⼤京⽳吹不動産施⼯事例
部分リフォームとは、住まいの一部分を改修する工事のこと。水まわり設備の交換、クロスやフローリングの張り替え、和室をなくしてリビングとつなげるなど、大小さまざまなものがあります。
生活に不便があるところだけをリフォームすることで費用が抑えられ、工事期間も比較的短く、住みながらリフォームできる場合も多いです。
ただし、リフォームした箇所としていない箇所との差が目立ってしまう場合もあります。
「大京のリフォーム」ホームページにさまざまなリフォーム事例が掲載されているので、「うちだったらこのリフォームかな」「フルリフォームと部分リフォーム、どちらがいいか」など、見て楽しみながらあれこれ考えてみましょう。

※⼤京⽳吹不動産施⼯事例
 製品選びのポイントは
製品選びのポイントは
“どんな悩みを解決したいか”
	ホームページの事例を見ていくと、「わー素敵! こんなふうにしたいな」と理想像が浮かんできます。そこから一歩進んで、リフォーム後に今の住まいからどのような変化があるといいかを考えてみましょう。
水まわりのなかでもキッチンは選択肢が多く、悩むことも多い場所。現在のキッチンで不便を感じているところ、変えたいところはどこか。その内容によって、製品選びのポイントが見えてきます。
お悩み食品や食器など、
ものが多くて収まりきらない!
				パントリーやカップボードを設置する場合、何をどのくらい収納したいかを考えて選ぶこと。キッチン本体と同じ面材にすると、統一感が生まれます。

お悩み食器や食品、調理器具が
取り出しにくい!
				ラクに開閉できるか、かがまずにサッと出し入れできるか、どこに何が入っているかパッとわかるつくりになっているかなどがポイントです。

お悩みシンク、コンロ、レンジフードの
お手入れが大変!
				お掃除が苦手な方は特に、汚れがつきにくい素材やつくりをポイントに選ぶと、毎日の家事ラク&キレイにつながります。

お悩み家族が使いやすい
広々キッチンにしたい!
				家族とコミュニケーションを取りながら作業したい場合は対面キッチンに。ペニンシュラ型やアイランド型など、使い勝手とスペースを考えて選びましょう。

気に入ったキッチンを選ぶことで、毎日の料理も楽しくなります。製品を選ぶ前に大切なことは、「これからの生活の質を向上させるために何を解消したいか」を考えてみることです。

「製品選びで大切なのは、機能性、デザイン、そして予算、3つの要素のバランスです。
収納するものの量を考えて十分な収納量を確保すること、調理や生活スタイルに合わせて選ぶことが、機能性アップにつながります。
魅力的なオプションは多いですが、本当に必要だと感じるものに絞ることも大切。また、素材や色をインテリアと調和させることもポイントです」
 相談会に行く前の準備は
相談会に行く前の準備は
何が必要?
	キッチンやトイレ、浴室など、ネットで情報を集めて「この製品がいい」と決めてからリフォームのご相談に来る方もいらっしゃいます。
しかし、メーカーによってできるサイズ・できないサイズがあったり、各メーカーでこだわりが違っていたり、実際に体験してみないと分からない部分もあります。
リフォームしたい場所、目的と要望(優先順位)、そして予算。これらが伝われば、あとはプロが話を聞きながら最適な提案をしてくれます。「製品の情報など、事前にいろいろ調べていかなきゃ」「どこをどうしたいか、全部クリアにしていかなきゃ」と考えなくてもいいのです。
悩みごとを聞き、解決策を提案してくれる相談会の活用は、自分に合う製品・リフォームを見つける近道といえるのではないでしょうか。


「相談に来られる際には、リフォームの要望と具体的な住まいの状況、おおよその予算や工事希望期間、現在のお悩みや不満点と理想。この3つを考えておいていただけるといいと思います。
リフォームしたいと思ったとき、何から始めたらいいか、わかってきましたでしょうか。
後編の「経験豊富なプランナーが教えるリフォーム成功ガイド②」では、実際にイベントや相談会に行くと、どのようなことがわかるのか、どのような相談に乗ってくれるのか、どうように進めていくのか。実際のやりとり事例を交えてご紹介していきます。

