正しく知ってる?!
マンションの区分所有
「専用使用部分」とは?

前編では、居住者の皆さまが快適に過ごしていただくために、区分所有建物であるマンションには、意外と知られていない共用部分の「専用使用部分」をご説明しました。
後編は「よくあるご質問」をご紹介します。
※2024年11月現在
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「専用使用部分」とはなんですか?
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共用部分のうち特定の者だけが専用使用権を有し、他人が使えない部分を「専用使用部分」といいます。
玄関ドア、窓枠、窓ガラス、網戸、ポーチ、アルコーブ、バルコニー、専用庭などです。
※バルコニーや玄関扉外側など専用使用部分の日常的な清掃などの手入れは、専用使用権を有する者が行うことになっています。

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玄関の扉は専有部分じゃないの?
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玄関扉の内側は専有部分ですが、外側は専用使用部分です。
玄関扉の外側が専用使用部分=共用部分とされている理由は、玄関扉を専有部分として居住者が自由に変更されるとマンション全体の統一感がなくなり、資産価値が低下する恐れがあるからです。
また、オートロックシステムなどセキュリティー面においても影響を及ぼす可能性があります。 -
バルコニーって専有部分じゃないの?
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専用使用が認められていますが、共用部分です。
バルコニーは、火災などの非常時には、お隣との隔て板を破って避難することが想定されています。
避難経路としての機能を阻害することがないよう、日ごろから避難の妨げになるものは置かないでください。 -
サッシや網戸も専有部分じゃないの?
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各住戸のサッシおよび窓ガラスは、各住戸の区分所有者に専用使用権が与えられた共用部分となります。
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じゃあ、窓ガラスが割れてしまったときなど、補修や交換したい場合はどうすればいいの?
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分譲マンションの窓ガラスを交換したい場合は、基本的に管理組合が定めた管理規約に従うことが定められています。
窓ガラスが通常の使用で割れてしまった場合は、区分所有者による修繕が認められています。
通常の使用で割れてしまった場合とは、以下のようなケースです。
・不注意による破損
・台風などの自然現象による破損
窓ガラスに関しては共用部分と認識されているものの、居住者の部屋に設置されている窓ガラスは特定の人しか利用しないため「専用使用部分」に該当します。
そのため、現在使用している窓ガラスと同じであれば、あらかじめ理事会の承認を得たうえで、区分所有者の費用負担で交換することが可能です。
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では、破損による交換のほかに、窓ガラスの性能を高めるためのリフォームを実施したい場合はどうでしょうか?
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窓ガラスの性能を高めるためのリフォームに関しても、基本的には管理組合が定めた管理規約に従うことが求められています。
マンション標準管理規約では、一定の条件を満たせば、防犯や防音、断熱などの住宅性能向上を目的とした改良工事について、区分所有者が実施してもよい旨が記載されています。
ただし、その場合でも、実際に工事を検討する段階で、あらかじめ理事会に報告して承認を受ける必要があります。
「専用使用部分」について、いかがでしたか?
共用部分・専用使用部分・専有部分の範囲やルールを正しく知っておくことが大切です。
お住まいのマンション管理規約をお読みいただき、現在の使い方は間違っていないかをご確認ください。また、困ったときは管理会社へご相談ください。
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