未来へ想いをつなぐ、エンディングノート。

「エンディングノート」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは単なる遺言書ではありません。大切な家族や友人、
そして未来の自分のために、あなたの想いや希望を書き残すノートです。

「終活」という言葉が広まりつつある今、
「エンディングノートなんてまだ早い」と思っている方も多いでしょう。

しかし実際に書いてみると、「自分が本当に大切にしたいもの」に気づくことができます。

今回はエンディングノートの大切さや、その書き方について解説し、
少しでも前向きに終活に取り組むヒントをお伝えします。

終活の基本を知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
“これから”を語り合う時間。家族が“ありがとう”と言える終活。

ファイナンシャルプランナー・
終活アドバイザー®

杉山夏子氏

エンディングノートって?

エンディングノートは、あなたの人生の集大成を記録するだけでなく、残される家族にとっても大きな支えとなります。

どのように自分が亡くなった後の手続きを進めてほしいか、葬儀の方法、財産の分け方、さらにはどんな医療を希望するかなど、文字通り「終わりの時」を迎えた際に、残された人々が困らないように、自分の希望や伝えたいことをまとめるためのノートです。

私たちは生きている中で、どうしても自分の「死」を意識することは少ないですが、「死」について考えることでこそ、今まで見えてこなかった大切なことに気づけます。

ただの終活の一環ではなく、エンディングノートは今をもっと充実させるための「未来への準備」でもあるのです。

心の整理と記入の仕方

最初はエンディングノートを書くということに、少し抵抗を感じるかもしれません。

特に感情的な部分をどこまで書けば良いのか悩む方も多いでしょう。

しかし、まず大切なのは「自分らしさ」を込めて書くことです。

事務的な部分と感情的な部分を分けて書く

エンディングノートに書く内容は大きく分けて「事務的な部分」と「感情的な部分」があります。

事務的な部分には、遺産分割の方法や、保険の情報、葬儀の希望など、実際に家族が手続きをする際に必要な情報が含まれます。

一方で感情的な部分には、家族への感謝の言葉や、自分がどのように最期を迎えたいか、希望するお別れの方法が含まれます。

感情的な部分に関しては、「こうしたい」という思いが強くなるものです。

たとえば葬儀の形式や、遺産をどのように分けるか、どうしても伝えたかったメッセージがあるかもしれません。

自分が元気なうちに、家族に伝えておきたいことです。

でも難しいことは一気にやろうとせず、少しずつ書き進めていけば良いのです。

エンディングノートに書くべきこと

エンディングノートには決まった形式はありません。

自分の気持ちや考えを自由に書いていいのです。

とはいえ、何から書けばいいのか迷う方のために、いくつかのポイントを紹介します。

事務的な部分

基本情報
氏名、生年月日、住所、家族構成、連絡先などを記載します。

財産や保険の情報
銀行口座、不動産、保険の詳細を書いておくと、家族がスムーズに手続きを進められます。

医療・介護の希望
「延命治療は希望するか?」「尊厳死を選ぶか?」などを明記しておくと、家族の負担が軽減されます。

葬儀やお墓の希望
「家族だけのシンプルな葬儀がいい」「好きな音楽を流してほしい」など、自分らしい最後を迎えるために書いておくと良いでしょう。

感情的な部分

大切な人へのメッセージ
家族や友人に伝えたいことを書いておきます。普段は恥ずかしくて言えないことも、エンディングノートなら素直に伝えられるかもしれません。

エンディングノートを書くことのメリット

自分の人生を振り返り、大切なものが見えてくる
「私は何を大切にしてきたのか?」「本当にやりたいことは何なのか?」自分の価値観を再確認できます。もしかすると、「今まで当たり前だと思っていたこと」が、実はかけがえのない宝物だったと気づくかもしれません。

家族の負担を軽減できる
もしもの時、家族が何をすればいいのか分かっていれば、悲しみの中でも冷静に対応できます。愛する人たちに迷惑をかけず、自分の意思をしっかりと伝えられるのです。

今をより良く生きるきっかけになる
「今やるべきこと」が明確になります。「いつかやろう」と思っていたことに、今日から挑戦できるかもしれません。

家族との関係をより深めるために

エンディングノートを書くことで、あなたは「もしものとき」を迎える準備が整うだけでなく、家族に対しても、とても大きな安心感を与えることができます。

たとえば親やパートナー、子どもたちとのコミュニケーションは、気を付けていても普段はどこかおざなりになりがちです。

でも終活を意識することで、新しく家族との会話が生まれ、普段からあまり話さないようなことにも触れることができ、家族全員が心を通わせるきっかけにもなります。

言葉にしないと伝わらないこと、思いがけないトラブルを避けるためにも、自分から一歩踏み出してエンディングノートを用意することはとても有効です。

「エンディングノートなんて、まだ早い」そう思っていた人も、少し考えが変わったのではないでしょうか?エンディングノートは決して暗いものではありません。

自分の人生を振り返り、大切な人とつながるためのツールなのです。未来の自分、そして大切な人たちのために。

エンディングノートを通じて、あなたの想いを未来へつなぎましょう。

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ファイナンシャルプランナー・
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杉山夏子氏

2007年よりシンガポールでファンドの組成、および管理業務に従事。また、富裕層に対するファミリーオフィスのクライアントサービスを担当。帰国後ファイナンシャルプランナーの資格を取得し、資産形成から保全にいたる多くの知識と経験を駆使し、ファイナンシャルプランナー・終活アドバイザー®として、ライフプラン、資産形成、保険見直し、相続等の相談業務を展開。

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