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冬や梅雨も湿気に悩まされがちですが、それぞれ寒さや長雨という明確な“敵”がいることで、対策を意識しやすい時期でもあります。
しかし、秋はどうでしょう。
気温が下がりはじめ、外気との温度差が大きくなることで結露が発生しやすくなるうえ、台風や秋雨の季節は、つい窓を閉め切る時間が長くなり、換気も不足しがち。その結果、室内には湿気がこもりやすくなります。
にもかかわらず、「これからは乾燥の季節」という思い込みが油断を生み、対策のスタートを遅らせてしまうことも。
秋こそ、空気の巡りを意識した暮らしが大切です。
とくに気密性の高いマンションでは、目に見えない湿気がカビやダニ、結露などのトラブルを引き起こす原因に。
だからこそ、気温も生活も大きく変化する9〜10月こそが、“湿気対策のはじめどき”なのです。

 
                    
 
                    



 
                    