油断禁物!マンション防虫対策カレンダー

気がつけば家の中に。
そんな虫の出現に、ヒヤッとした経験はありませんか?

高層階や気密性の高いマンションでも、虫は意外と存在しており、
多くは換気口や排水口などの見落としがちなすき間からやってきます。

この記事では、虫が侵入する理由と経路、
月ごとの対策ポイントをカレンダー形式で紹介。
薬剤に頼りすぎない、持続可能な防虫習慣を通年でサポートします。

なぜ?
マンションでも虫が出る理由、
侵入経路とは

高層階や気密性の高い住宅だからといって油断は禁物。実はその「密閉性」が、虫にとっては「思わぬ快適空間」になりうることもあります。

虫は水気やにおい、暗所を求めてやってきます。マンションの場合、バルコニーの排水口や換気口、室外機用のパイプスペース、共用部と接する玄関まわりなどが主な侵入経路。ゴキブリやアリのような小型の虫は、ほんのわずかなすき間でも入り込んできます。

さらに、蚊は上昇気流に乗って高層階にたどり着くことも。「虫の好む環境」は、マンション内のいたるところに存在しているのです。

月別スケジュール
虫の動きと
最適な対策タイミング

虫は、種類ごとに出やすい季節や時間帯が異なります。

ここでは、それぞれの時期に合わせた防虫対策を月ごとにまとめました。

4〜5月

虫の動き出しに備える準備期間

春の訪れとともに、蚊やアリなどの活動が活発になります。

特にバルコニーや水まわりからの侵入が目立つ時期なので、「入り口をふさぐ」ためのベース対策を整えておきましょう。

  • 排水口にネットや防虫キャップを設置
  • 網戸の破れやたわみをチェックし、必要に応じて交換
  • 換気口や通気口に目の細かいフィルターを貼付

6〜9月

ピークシーズンは重ね技で徹底防御

この時期はゴキブリ・ムカデ・ヤスデといった「遭遇したくない虫」の最盛期。

忌避剤を用いて、玄関・室外機まわり・キッチン下などをメインに、重ねるように対策をしましょう。

  • 忌避剤は、吊り下げ式と置き型を併用
  • 粘着トラップや忌避ゲルで、見えないすき間もカバー
  • ペットや小さなお子さまがいる家庭では、
    成分や設置場所に十分注意

10月〜冬場

越冬虫を防ぐ“秋冬の見直し月間”

肌寒くなって虫を見かけなくなる頃こそ、見落としがちな時期。

実は、室内で越冬しようとする虫の活動が始まっています。

  • すき間テープで窓や玄関をしっかり密閉
  • 台所や洗面所の収納下に粘着トラップを配置
  • 換気をして湿気をためず、カビ・虫の温床を未然に防止

防虫カレンダーを
冷蔵庫や玄関などに貼って、
毎年の習慣に。

季節ごとに注意したい虫や対策方法をまとめたカレンダーをご用意しました!

冷蔵庫や玄関に貼って、月ごとの対策をひと目でチェック!

毎年の習慣づくりにおすすめです。

ここをCheck!!

虫が寄りつかない習慣づくり
マンションで始める
日々のひと工夫

どんなにグッズを揃えても、日常の小さな油断が虫の侵入を許してしまうことも。

ここでは、暮らしのなかで取り入れやすい「虫を寄せつけにくくする習慣」を紹介します。

対策.1

水まわりの“週1リセット”で、
虫もにおいもブロック

マンションは、排水管が他の部屋とつながっていることもあり、排水口や洗濯機まわり、洗面台下などは特に湿気がこもりやすいエリアです。

また、虫の侵入口でもあり、格好の隠れ家にもなります。

週に1回はかならず掃除をして防虫対策とぬめり取りでにおいの発生も抑えましょう。

特に1階や角部屋の方は、より湿気がたまりやすいため念入りに行いましょう。

対策.2

バルコニーは
「風通し」と「清潔感」が命

バルコニーも構造上、風が抜けにくく、湿気がこもりがちです。

植木鉢の受け皿や空き容器に水がたまっていると、ボウフラ(蚊の幼虫)の温床にもなります。

不要な物は極力置かず、通気を意識したレイアウトを心がけましょう。

虫よけに強いハーブ(ラベンダー・バジル・ミントなど)を育てるのもおすすめです。

※緊急時および災害時の避難の妨げになる場所には、ものを置かないでください。

対策.3

玄関まわりの“すき間”も
ご用心

玄関ドアの下や、ドアポスト付きのお部屋では投入口に虫が忍び込みやすい小さな隙間がどうしても存在します。

すき間テープやスプレー型忌避剤を使用して、侵入経路を見えないレベルから未然に防ぎ、ポストは扉の閉め忘れが無いように注意しましょう。

対策.4

換気口・通気口まわりは
春のうちに点検を

お部屋の換気口や浴室乾燥の通気口まわりは、盲点になりがちです。

フィルターが劣化していたり、小さな破れがあると、コバエや小さな虫が通れる“抜け道”になりかねません。

フィルター交換の際は、より細かい目のフィルターに変更するとより効果的です。

タイミングとしては、気温が本格的に上がる前の春に対策することで、被害のリスクをさらに減らすことができます。

虫が苦手なら
“予防こそ最大の対策”

虫が出てからの対処は、心にも体にもストレスになりがち。

だからこそ、通年での予防習慣がなにより大切。

とくに密閉性の高いマンションでは、「侵入させない・定着させない」ための先回りの工夫が、快適な暮らしを左右します。

防虫対策カレンダーを
手元に置いて、
毎年習慣に!

防虫のタイミングが一目で分かる、「防虫対策カレンダー」もご用意しています。

冷蔵庫や玄関などに貼って、ぜひご活用ください。