住まいの快適提案

ペットとの快適な生活を
プロがご自宅でサポート!
ペットシッターとは?

ペットとの快適な生活をプロがご自宅でサポート!ペットシッターとは?

「ペットを飼う」から「家族の一員」へ。
人とペットの関係は、時代の流れとともに深まってきました。
特にコロナ禍では、外出を控えるなか自宅でペットと過ごす時間が増え、この時期に新しくペットを迎えた方にとってはペットと一緒にいることが日常の風景だったのではないでしょうか。

しかし、自粛が緩やかになるにつれて出勤や外出も増え、ペットがお留守番をする時間が長くなってしまう……そんな新しい悩みも出てきました。

こうしたことから、 飼い主さまに代わって自宅でペットのお世話をする「ペットシッターサービス」が注目され、利用が広がっています。
「ペットシッター」とはどのようなお仕事で、どのようなサービスを提供してくれるのでしょうか。

ペットシッターサービスを「セワクル」と「日本ペットシッターサービス」の2ブランドで運営している、株式会社ラニマルさんに教えていただきました。

日本ペットシッターサービス
執行役員
高木 浩二さん

株式会社ラニマル ペットシッター事業部最高責任者。
会社員・起業を経て、愛猫ナビちゃんをきっかけに1999年「日本ペットシッターサービスFC」設立。ペットシッターの社会的認知を高めたいという想いで、集客力・ノウハウを磨き抜き、現在は業界トップブランドとして高く評価されている。

セワクル
ペットシッター
寺田 瑞希さん

動物取扱責任者、NPO法人日本ペットシッター協会ペットシッター士、動物介護士、動物介護ホーム施設責任者。
大手ペットシッター会社で店長就任。指名No.1(※)シッターとしてメディアにも出演し年間1,000件以上を担当。独立開業を経て現在はペットシッター協会の講師としても活動中。
モットーは【ペットさんと飼い主さんの救世主になる】

※セワクル在籍のペットシッターにおける2024年顧客リピート率を基に集計

自宅に来てくれる?!
ペットシッターって?

コロナ禍が落ち着き始め在宅勤務から出社に戻られた方や、出張・旅行の機会が増えた方も多いなか、自宅にペットのプロが来てお世話をしてくれる「ペットシッターサービス」の需要が高まっています。
短時間から利用できる便利さもあり、これからさらに注目されそうです。

––ラニマルさんでは、近年の依頼数の変化はいかがですか。

高木さん 「2023年末から2024年にかけて劇的に増えました。
犬はもちろん、猫は特に住み慣れた環境に安心感を抱くので、ペットホテルなどに預けるよりも自宅に来てペットシッターにお世話をしてもらうほうが生活環境が変わらず、ペットへのストレスがかかりにくいというメリットがあります。

また、ペットシッターは、利用時間やお世話の内容も事前に相談・選択できるので、飼い主さまのご希望に合わせたプランを組むことができ、定期的な出張の際には必ずご依頼いただくリピーターさまも多くいらっしゃいます」

––2019年に動物愛護管理法の改正があり、ケージのサイズ規定などが設けられました。
このこととペットシッターの需要増加は関係あるのでしょうか。

高木さん 「はい。同法の改正で犬猫を取り扱う事業者に対し、ケージのサイズや運動スペースの確保など新しい規定が段階的に施行されてきました。
数値規制が導入されたことで、ペットにとってストレス軽減につながる一方、スペース確保の問題で残念ながら、これまでのように預かることができないペットホテルも増えています。このことも、ペットシッターの需要が増えてきている理由の一つかもしれません」

※写真はイメージです

ここからは「セワクル」でペットシッターをされている寺田さんにもご参加いただき、ペットシッターのお仕事などについて教えていただきます。

––セワクルのペットシッターは、なにか資格をお持ちなのでしょうか。

高木さん 「セワクルのペットシッターは、国家資格である愛玩動物看護師をはじめ、ペットシッター士などの民間資格を持っています。
自分で開業する場合以外はペットシッターに必要な資格はありませんが、動物介護士、ドッグトレーナーなどさまざまな専門知識を持ったスタッフを所属させることで、より安心・信頼をいただけるよう努めています」

––具体的なサービスのプランなどを教えてください。

寺田さん 「お世話する時間は1回30~60分程度で、ごはんの用意や掃除などのお世話をして、お散歩したり遊んだりする、というスタイルが基本です。
また、ワンちゃんのお散歩だけの短いプランから、お留守番・お泊まりプラン(時間や場所は応相談)まで、飼い主さまのご希望に合わせた使い方ができます」

「セワクル」の
ペットシッターサービス

「セワクル」のサービスご利用の流れは図のようなステップとなります。

––「事前打ち合わせ」では、担当のペットシッターがご自宅に伺ってカウンセリングを行うそうですが、
具体的にはどのようなお話をするのでしょうか。

寺田さん 「たとえば、問い合わせフォームに『老猫で14歳、しかも保護猫なので隠れるかもしれません』と書かれていた場合、隠れる場所やゾーンを教えてもらうなど心配事に対してどうしたらいいかを確認します。

また、ごはんの分量やあげ方、お散歩や遊び方、健康状態や性格、癖などのほかに、ごはんの食べ残しがあった場合や食器の洗い方(使用するスポンジや洗剤の確認)、朝晩のカーテン開閉や隠れてしまう子の場合はそっとしておいたほうがいいかなども確認します」

––ペットシッターは飼い主さまご不在時にサービス提供するため、ご自宅の鍵をお預かりすることになります。
そのため、飼い主さまとの信頼関係が何より大切だと思いますが、日ごろから心がけていることなどについてお聞かせください。

寺田さん 「やはり、初めてのシッターに『鍵を預けられるのか?』という不安をいかに取り除けるかが肝心で、その信頼を得たうえで仕事に入るのが基本です。

飼い主さまとの良好なお付き合いも大切なので、事前の丁寧なカウンセリングが重要になります。
また、担当シッターとペットとの相性も大切ですので、まずは打ち合わせだけでもお気軽にご利用いただけたらと思います」

––飼い主さまへの報告はどのようにされているのですか。

寺田さん 「お世話の様子はLINEやメールでやりとりします。
シッターによってやりとりの手段は異なりますが、飼い主さまが安心できる報告や確認を心がけています」

––寺田さんご自身はどのように報告されるのでしょうか。

寺田さん 「初めての方は特に不安も多いと思うので、こまめに連絡します。
LINEは写真を送りやすいので、お世話中のさまざまな様子をリアルタイムでお伝えしています。

お世話終了後は『ごはんは完食しました』『うんち、おしっこは色も問題なさそうです』などの報告と退出時の確認、そして気づいたことなどをまとめて報告書として、LINEやメールでお送りします。
『こんなに手厚くやってくれるんだ』と驚かれることもあります」

細かなカウンセリングをもとに自宅で大切にお世話をしてくれるペットシッターは、飼い主さまにとってもペットにとっても強い味方になるのではないでしょうか。

教えて!
セワクルのサービスQ&A

続いて、ペットシッター利用の際によくあるご質問について、セワクルでの対応をお聞きしました。

突然の出張、体調不良など、急な依頼でもお願いできますか。
ご予約の状況によりますが、可能な限り対応します。
リピーターの方は「前回と同様に」といった対応もできますが、初めての方は初回カウンセリングが必要なので、急な依頼をする可能性がある方は事前に初回カウンセリングをしていただくことをおすすめします。
毎回同じシッターにお願いできますか。
基本的に同じシッターが対応します。
「ペットがシッターに懐いた」「丁寧な報告で安心できる」といった理由からリピートされる方も多いです。
動物病院やトリミングサロンに連れていってもらうことはできますか。
はい。そのような対応も可能です。
お世話中に具合が悪そうであれば、ご相談のうえ、病院に連れて行くこともあります。ちょっとした体調の変化に気づいてケアができるのもメリットだと思います。

※法律によりシッターは投薬ができません。

しつけ、お風呂や爪切りはしてくれますか。
専門の資格を持つ人以外はしつけを完璧に行うことはできませんが、経験値のなかでできることやアドバイスなどを行っています。
セワクルでは、お風呂や爪切りのサービスは提供していませんが、ご要望に応じてできる範囲のサポートを行っています。

ペットのお留守番に不安なとき、ペットはもちろん飼い主さまも安心して過ごせるよう、ペットシッターサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

近年、ペットの飼育可能なマンションが増えています。お住まいのマンションの管理規約や細則でペットの飼育に関するルールを確認してみましょう。
周囲への配慮やマナーを守りながら、ペットとの快適なマンションライフをお過ごしください。